附属病院・感染免疫内科附属病院・感染免疫内科

HIV/AIDS診療について

HIV感染者・AIDS患者さんの診療に関しては、チーム医療の体制を整備してきました。
外来には専任看護師を配置して、患者さんのカウンセリングや生活指導に当たっているほか、抗ウイルス薬の服薬指導を専門にしている専任薬剤師も配置し、緊密な連携をとりながら診療に当たっています。
また、病院専属の社会福祉士も当科スタッフと連携して、社会福祉制度の利用をはじめとした生活支援を行っています。

感染免疫内科は、日本国内で最も古くからHIV感染者・AIDS患者さんの診療を行って来た施設の一つで、1986年の診療開始から昨年までで累計 1,000名以上の患者さんが当科を受診しました。現在も、年間約60〜70名の新しい患者さんが当科を受診し、2013年末現在、約550名のHIV感染症・AIDSの患者さんを外来および病棟で診療しています。当院に定期的に通院し、6か月以上抗ウイルス療法を受けられた患者さんの血液中のウイルス量は抑制されている方が多く(100コピー/ml未満の方が99.3%です。)良い治療効果が得られております。

当院におけるヒト免疫不全ウイルス感染者の外来通院患者数の推移

HIV感染者:総患者数の年次推移

当院に定期的に通院し、6か月以上抗ウイルス薬治療を受けられた患者さんの
HIV-RNA(コピー/ml)定量(458名)

6か月以上抗ウイルス薬治療を受けられた患者さんのHIV-RNA(コピー/ml)定量(458名)

当院では外来診療科名は表示しておらず、他の病気の患者さんと区別されることはありません。
また、患者さんのプライバシーを尊重するために診察室は個室にし、医師との会話が他の患者さんに聞かれることのないように配慮されています。

受診を希望される方は[受診案内]をご覧下さい。